思考力を鍛える本
「オブジェクティブ&ゴール」(山崎 康司)
絶版ですが、Amazon.comで中古本が格安で入手可能。
企業分析・行動計画作成のための基本的な思考法が書かれている。
問題発見のツールではなく、あくまで行動を促すための分析にこだわって書かれている点が分かり易い。
「Tools for Project Management, Workshops and Consulting」(Nicolai Andler)
コンサルティング会社の新人研修で頂いた本。様々な思考法やフレームワークの辞書的な参考書として重宝。あくまで概要紹介に過ぎないが、余計な情報が少なく、使い勝手が良い。
「Blue Ocean Strategy」(W.C Kim, R. Mauborgne)
新規事業や既存サービスを刷新する際に、参考になるフレームワークが「Value Curve」と「4 action framework」。前者は競合他者と比べて自社製品がどんな価値を提供しているのか把握するため、後者はそこから新しい価値を導くため、何を「除き」、「減らし」、「増やし」、「加える」か考察するための枠組みを提供する。
「学習する組織」(Peter Senge)
いわゆる組織論の本ではあるが、個々の問題を分析する還元論的アプローチではなく、複雑な事象を相互の要素の結びつきを分析する構成論的なアプローチを取る際に必要な学習者としての心構えを理解する上で役に立つ。
「Theory of Knowledge for IB Diploma」(Cambridge University Press)
ケンブリッジ大学出版社によるIB(国際バカロレア)教材。自分の見落としている視点・思考がないか、気づくこと、確認する癖をつけるために有効な書
ミネルバ大学の「実践的な知恵」にも影響を与えているノーベル賞受賞者による直感的思考と論理的思考の関係性を分かり易く解説した本
「統計学が最強の学問である」(西内 啓)
統計学について書かれた入門書。分かり易い事例、どの解析手法をどの目的に使うか、その制約は何か、などについて優しい言葉で解説されている。
マーケティング力を鍛える本
「Lovemarks」(Kevin Roberts)
サブタイトルが示すとおり、ブランドを超えた“吸引力”を創り出すための要件について解説したもの。筆者のKevin RobertsはYoutube等を利用したViral Advertismentで成功した実績を持つ。デジタル・SNS広告時代のマーケティングに役立つ示唆に富んだ良書。
「シナリオ・プランニング」(キース・ヴァンデルハイデン)
長期の未来を描き、そこから恣意的に変数を設定して“不測の事態”に対する備えを導き出す、という逆転思考の手引書