Active Learning Forum

 

ミネルバ大学のカリキュラムは、すべての授業が、学生20人未満のセミナー形式の授業とプロジェクト学習の組み合わせで構成されています。また、セミナー形式の授業はActive Learning Forumと呼ばれる独自のオンラインアプリケーションを通じて行われます。

このセミナーには以下の特徴があります。

  1. 事前課題を提出した生徒だけが授業に参加できる
  2. 授業中、教師はファシリテーションに徹し、原則、合計10分以上話せない
  3. オフライン授業では実現できない集中力、能動的なクラス参加が可能になる
  4. 全ての授業が記録され、何度でも見返すことができる
  5. 短期間・高頻度のフィードバックを通じ、教師と生徒の関係がより緊密になる


実際の授業は以下のように進行します。

授業は教師が生徒同士の議論を喚起すための択一質問から始まり、生徒は自分が選んだ主張によってグループ分けされ、即座に全ての生徒がどの主張を選択したかが共有されます。


(写真:どの生徒がどの主張を選択したか可視化される)

教員はあらかじめ用意した進行ガイドに沿って、グループワークを課します。
Zoomのブレイクアウト・セッションのようにスムーズに小グループでの作業が始められます。


(写真:小グループ内で学生共同作業している)

オンラインで行なうので、少人数のグループワークも時間をロスすることなく、
スムーズに作業に移れます。
(教室でおこなう授業でこのようなグループワークを行なう場合、グループを分け、作業に移行する際、生徒が机や席を移動するのにに3分〜5分ほど必要です。Active Learning Forum では、画面が即座にグループワーク用に切り替わり、学習以外のムダな時間を無くし、学生の集中力も維持できます)

また、教員は各学生の発言量を瞬時に把握できる仕組みがあり、教室での授業に
比べ、より公平な発言機会を学生に提供できます。

(写真:学生の発言量が3段階に可視化される)

ちなみに、この発言量のモニタリングは教員にも適用され、自分が話し過ぎていないか確認することができます。

さらに、Active Learning Forumは従来は不可能だった、学生ひとりひとりの習熟度を実際の授業記録を確認しながら教員が評価、フィードバックすることができます。

(写真:学生の習熟度を教員が評価し、フィードバックのコメントを記入する)

セミナー終了後、教員は授業中の画像を見返し、個別の学生の発言内容や作業内容に対してフィードバックを行ないます。学生は、次の授業までに自分がどの技能を伸ばす必要があるか把握し、準備して臨めます。またこのデータは全ての教師が共有し、担当科目の枠を超え、特定の学生に対し、どのようなフィードバックが有効か確認、話し合いながら、授業を微調整しています。 

ミネルバ大学では、4つコア技能(クリティカル思考力、クリエイティブ思考力、効果的なプレゼンテーション力、効果的なコミュニケーション力)習熟度を4年間を通じて評価します。成績が一過性のテストではなく、毎回の授業の発言で行われるため、学生は時間をかけて、自分の能力を効果的に伸ばすことができるのです。

2020年現在、ミネルバ・プロジェクト社(ミネルバ大学に教材やActive Learning Forumを提供している営利会社)は外部の教育機関や企業に対し、独自のオンライン学習支援プラットフォーム(Minerva Forum)や教材を、香港科技大学をはじめとする他大学や多国籍企業の幹部候補生研修に提供しています。